
ヴィンテージ家具に多く見られるラッカー仕上げ。塗膜が薄く、木そのものの質感や木目をしっかり感じられるのが魅力です。
ただし扱い方を誤ると、シミや白濁の原因になってしまうことも。今回は、日々のお手入れで気をつけたい3つのポイントをご紹介します。
水分に注意 ― 輪染みの原因に
ラッカー仕上げは水分に弱く、濡れたグラスやコースターを使わずに置くと、水分でラッカーが溶けて跡が残ってしまいます。これがいわゆる「輪染み」です。

- 水分による輪染みの一例。
飲み物やお花を置く際は、コースターやマットを使うことで防ぐことができます。
熱に注意 ― 白く濁ってしまうことも
熱もラッカー仕上げの大敵です。熱が直接触れると、ラッカーが変性して白く濁ってしまうことがあります。

- お家でのメンテナンスでは改善しません。
「濡れたタオルをアイロンで当てると直る」という情報も見かけますが、ラッカー仕上げの場合、この方法では改善しません。鍋敷きやコースターを活用し、熱源を直接置かないようにしましょう。
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アルコールなどの溶剤に注意
消毒用アルコールも、ラッカーを溶かしてしまう原因になります。一度白く変色すると、拭き取りなどでは元の状態に戻すことができません。

- お手入れは乾いた布で優しく拭き取る程度が安心です。
お手入れの際はアルコールなどの溶剤を含む製品の使用を避け、乾いた布や家具用のワックスなどで優しく拭き取るようにしてください。
万が一シミや白濁ができてしまった場合も、再塗装によって美しさを取り戻すことは可能です。ただし費用や日数がかかるため、日頃から水分・熱・溶剤の3つを避けることが、ラッカー仕上げの家具を長く美しく保つ一番の近道です。
もし再塗装をご希望の場合は、天板の再塗装や脚のカットなど、加工のご相談も承っておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。
使い込むほどに経年変化を楽しめるのも、ラッカー仕上げの魅力のひとつ。傷んでも部分的に手を入れながら使い続けられ、日々の扱いに少し気を配るだけで、その表情を長く楽しむことができます。
ヴィンテージ家具の構造やメンテナンス方法については、今後もご紹介していきますのでぜひ引き続きご覧ください。
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