Collections
-
ビスレー BISLEY
1939年創業のビスレー社はイギリスNo.1の生産規模を誇るスチールファニチャーメーカー。すべての製品を自社生産するための本社工場をロンドンからサウリー地方のビスレービレッジとウエールズ州ニューポートに持ち、世界40カ国へ出荷されています。また、ヨーロッパ仕様のハーマンミラー社製品を多くビスレー社が製作していることもビスレーのプライドのひとつです。創業以来同じ場所で作っていることやお客様の要望に柔軟にこたえるために大切なヒューマンバリュー(人の価値)は創業以来変わらないフィロソフィーです。また、イギリスの輸出産業が品質と共に国への貢献をたたえられ、1997年にエリザベス女王から「Queen’s award」を与えられました。
-
ビューティリティ Beautility
Beautility社はG-PLAN、McIntoshと並びイギリスのミッドセンチュリーを代表する、老舗の家具メーカー。1896年、サイモン・サドフスキーが"Sadovsky" Cabinet Makersを設立。その後、1929年に「Beautility Furniture」に改名しました。バラエティに富んだ個性的な取っ手や、すっきりとしたスタイリッシュな脚のデザインが特徴です。
-
ビル・スタンフ Bill Stumpf
ビル・スタンフは1936年ミネソタ州生まれ。イリノイ工科大学で工業デザインを学ぶ。1970年よりハーマンミラー・リサーチ・コーポレーションに加わり、ハーマンミラーの仕事を開始。1972年に自身の会社を設立した後、エルゴノミクス(人間工学)の先駆けとなるアーゴンチェアを創出。その後、ドン・チャドウィックとのコラボレーションで革新的なエクアチェアと象徴的なアーロンチェアをプロデュース。ハーマンミラー社のコンサルタントとして、エルゴノミクス(人間工学)の観点より様々な製品開発に携わった。
-
ビーアンドビーイタリア B&B ITALIA
家具デザイン界でリーディングカンパニーの地位を確立した、コンテンポラリー・モダンファニチャーの世界的トップブランド。1960年代初頭、家具職人として暮らしていたピエロ・アンブロジオ・ブスネリは、新素材ウレタンを使った「モールドポリウレタン製法」という革新的な製造技術を生み出します。そして1966年、出資者のチェーザレ・カッシーナ(Cassinaの創業者)と共同でC&B Italiaを設立し、瞬く間にヒットメーカーへと飛躍します。その後、1973年にブスネリがCassinaから半数以上の株式を買い取ったことで、現在のB&B ITALIAとなりました。それまでの製法を向上させた「低温発砲モールドポリウレタン製法」をドイツのバイエル社と共同で開発、他社に先駆けてスチールフレームをいち早く採用するなど、いくつもの先進的な技術とアイデアを生み出します。さらに、イタリアデザインの文化に世界各国の才能あるデザイナーを積極的に取り入れ、コラボレートすることで数々の名作を発表してきました。イタリアで最も権威あるとされるコンパッソ・ドーロ賞を4度受賞していますが、そのうちの1回は特定の製品にではなくB&B ITALIAに対して授与されたものです。権威あるこの賞が企業に授与されたのはB&B ITALIAが初めてのことでした。B&B ITALIAには、CR&Sと呼ばれる研究開発センターがあり、毎年売り上げ高の3%以上が研究開発に投資されています。デザイン、製造、販売、品質管理、素材と技術に至るまで、全行程で研究と実験を行っています。先進的な工業技術を世界の有名デザイナー達の手によって具現化し、Made in Italyの製品を世界的に有名にしたモダンインテリア界をリードするイタリアの最高級ブランドです。
-
ビーダーマイヤー様式
ウィーン会議後から3月革命までの間、1815-48年頃のオーストリア、遅れて徐々に浸透してきた産業革命により裕福になったウイーンの市民階級を中心に流行したインテリアスタイル。フランスのアンピール様式と同じく新古典主義の派生ですが趣向は全く異なり、後のユーゲントシュティールに通じる上品で簡素デザインが特徴。ビーダマイヤーの語源はビーダーマンとブンメルマイアーという名を合成したもので、ドイツの風刺小説であるフリーゲンデ・ブレッターに登場した架空の偽善的な人物の名前である。
-
ビーバー&タプレイ BEAVER&TAPLEY
1918年にロンドンのニューマン・リチャードソンによって設立。イギリスの老舗家具ブランド。元々はネクタイ製造の会社でしたが、ネクタイプレスに使用していた木材を転用し、ティートロリーの製造を開始。ティートロリーが人気を博したことをきっかけに家具メーカーへと転向します。ちなみにビーバーとタプレイという人物は存在しません。その後、低価格の寝室用家具などを製造していましたが、1956年、北欧家具の影響をうけ、品質、デザインへのこだわりを強め、Robert Heritage(ロバート・ヘリテイジ)など、国内のトップデザイナーにデザインを依頼。高品質の家具を製造する一流ブランドへと成長していきました。日本においては、ブランドネームはさほど有名ではありませんが、今もなお現存する、古い歴史を持ったイギリスを代表する老舗家具メーカーです。
-
ピエロ・リッソーニ Piero Lissoni
1956年イタリアのミラノ北東部、ブリアンツァ生まれ。ミラノ工科大学建築学科を卒業後、1987年にニコレッタ・カネージとともにスタジオ・リッソーニを設立しました。プロダクトやインテリアデザインはもちろん、ロゴやトレードマークなどのグラフィックデザイン、またアートディレクションなど幅広く活躍しています。
-
ピエール・ジャンヌレ Pierre Jeanneret
スイスの建築家でル・コルビュジエの従兄弟にあたり、彼の最も重要なパートナーの一人である。ル・コルビュジエと事務所を設立し、シャルロット・ペリアンと共にLCシリーズなどの名作家具デザインを手がける。
-
ピート・ハイン Piet Hein
1905年生まれ。建築家でもデザイナーでもなく、哲学者にして詩人、そして数学者といった 肩書きこそふさわしい人物がピート・ハインです。ストックホルムの中心部にあるセルゲル広場に設置する為、 新しい楕円形「スーパー楕円」を創作しました。スウェーデンのデザイナー、ブルーノ・マテソンと協力し、 このスーパー楕円のフォルムを用いて「スーパー楕円テーブル」を考案。 1968年にフリッツ・ハンセンがこのテーブルの生産を開始しました。
-
ファイヤースクリーン
ファイヤースクリーンとは暖炉の前に置いて火を遮ったり、オフシーズンに暖炉の目隠しとして使うものです。装飾性の高いデザインはディスプレイのアクセントとして取り入れられています。
-
ファイン レディオブ バンべリー FYNE LADYE of BANBURY
1950年代〜60年代初頭にかけて活躍したイングランドメーカーFYNE LADYE。チーク、アフロモシアを使用し、最高品質なインテリアを展開。ヴィンテージ市場においてはG-PLANと比べ流通する数が少なく知名度は低いものの、富裕層をターゲットに贅と技工を凝らした製品のクオリティは群を抜いています。
-
ファット ラヴァ Fat lava
1950年~1970年代にかけ、主に西ドイツで製造された陶器。『Fat lava=肥えた溶岩』というインパクトのある名前のように、奇抜な色、奇妙な形、溶岩石のようなテクスチャなど、斬新なスタイルが特徴。現在ではヨーロッパをはじめ、世界各地で人気を集めるコレクターズアイテムとして知られています。
-
フィリップ・スタルク Philippe Starck
1949年パリに生まれる。パリのエコール・カモンド(デザイン・スクール)で学んだ。1968年、弱冠18歳にして最初のデザイン事務所を設立。1969年、ピエール・カルダン社のアート・ディレクターに就任し、インテリアデザイン及びプロダクトデザインを担当。4年後にピエール・カルダンを退社し、1977年にはフィリップ.K.ディックのSF小説から名前を取った、UBIK社を設立。その後、アメリカにスタルク・プロダクト社を設立。パリのクラブ「マン・ブルー」や「レ・ヴァン・ドゥーシュ」のインテリアを手掛け、その名が広く知られるようになる。1982年、当時のフランス大統領、フランソワ・ミッテランの依頼により大統領公邸、エリゼ宮の内装を担当したことで一躍脚光を浴び、そして1984年「カフェ・コスタ(パリ)」のインテリアデザインが世界中のメディアに取り上げられ、世界的な知名度を得た。家具のデザインだけでなく、アレッシー社のテーブルウェア、 Thomson社の電話機、ラジオ、リモコン、ボータブルテレビ、 Laguioe社のナイフ、Heller社のトイレブラシなどプロダクト・デザインを手掛ける。1990年に誕生し、フィリップ・スタルクの代名詞と言われている”Juicy Salif”というレモン搾り器は、機能性だけではなくシンプルで美しいフォルムと芸術的も高く評価され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久コレクションに認定されている。1989年に建てられた、東京・浅草の「アサヒビールスーパードライホール・フラムドール(金色の炎)」は日本のスタルクデザイン作品として知られている。スタルクは”実用性”と”ミニマリズム”という2つの事をものづくりのコンセプトに掲げ、ものが果たす役割や、ものを使う人のことを徹底的に考え、そして無駄な装飾を省いたシンプルなデザインで世界中の人々の心を掴んでいる。建築・インテリア・家具・食器・出版物など、多様な分野に渡るデザインを手掛けることから、”総合デザイナー”とも呼ばれている。
-
フィリップ・ユーレル / PHILIPPE HUREL
フランスで名高い人気デザイナー兼インテリアメーカー。フランス国内の彼の会社は無形文化遺産継承企業として表彰されており、多くの作品がパリ市内の高級ホテルやレストランで採用されています。古典的な木工家具のリデザインを得意とし、シンプルでオーセンティックなデザインながら優雅で洗練されたインテリアを世界に発信しています。
-
フィールドボール モベルファブリク Feldballes Mobelfabrik
通称FMモブラーと呼ばれたFeldballes Mobelfabrik社。北欧デンマークのオーフスに設立されたデンマーク著名デザイナーによるプロダクトを製造する家具メーカーです。
-
フェルーチョ・ラヴィアーニ Ferruccio Laviani
1960年にイタリアで生まれ、ミラノで1986年に建築の学位を取得。デザインと構造の両方を研究していました。フェルーチョ・ラヴィアーニの特有のカラフルなデザインはヨーロッパのデザイン分野で脚光を浴びています。
-
フォルミオ Formio
GKインダストリアルデザインの阿久津雄一デザインによる環境と健康を考えた進化する家具。「幼児から大人になるまでの身体的な成長に柔軟に対応できる仕 組み」「心の成長とともに変化する使い方に対応できる自由度」「ずっと使える ことの豊かさを実感できる、天然素材を活かした仕上げ」をコンセプトとして、日本でおこなわれた企画とデザインをもとに、北欧デンマークで製造されており、卓越したクラフトマンシップに支えられ質の高い家具をつくりだしています。
-
フォンタナ・アルテ / Fontana Arte
1932年に、20世紀イタリアを代表する偉大な建築家ジオ・ポンティが設立したガラス照明メーカー。ピエロ・カスティリオーニ、エットーレ・ソットサス、レンゾ・ピアノ、ディビット・チッパーフィールドなど多くのデザイナーや建築家のコラボレーションにより、高い品質と新しいアイデアが融合した製品を販売。工業デザイン分野での受賞の数々は、長年の活躍を物語っています。
-
フジファニチア FUJI FURNITURE
1959年、家具産地のひとつ・徳島で操業(輸出100%)を開始。無垢材での表現が困難な曲線曲面のデザイン実現を可能にする成型合板におい て、熟練の職人技による日本屈指の技術力を誇っています。総合木製家具メーカーとして国内生産にこだわり続ける一方で、北欧モダンスタイルの 「Koti」(コティ)シリーズをはじめ、気鋭の若手デザイナー・小林幹也氏デザインの「nagi」シリーズなど、トレンドを逃さず日本人の暮ら しに根差したプロダクトを開発。また、厳正な自社基準に基づくさまざまなテストを実施し、技術面・デザイン面のみならず、安全面においても高品質 な家具を提供し続けています。
-
フライスターク Frystark
1959年Owenと DerekのFrye兄弟による家具事業をGH Starck Ltdと合併し、南アフリカで設立されたブランド。「人々のための家具」を目指し、機能的で美しい製品を展開しました。2023年Andy Goedhalsにより環境に配慮した製造方法、現代ならではのデザインを取り入れてリニューアル。現在でも洗練されたデザインと耐久性からミッドセンチュリーを象徴するブランドとして人気を集めています。
-
フランク・ゲーリー / Frank Owen Gehry
1992年カナダ・トロント出身。アメリカ合衆国ロサンゼルスを本拠地とする建築家。建築界のノーベル賞と言われているプリツカー賞や高松宮殿下記念世界文化賞など、様々な賞を受賞している巨匠フランク・ゲーリー。世界的にも類を見ない奇抜な建築が特徴で、アメリカを中心に国内外の様々な建築物を手掛けています。
-
フランス&サン France&Son
フランス&デバーコセン社として創業、フランス&サンに改名、1966年ポール・カドビウスのCADO社に事業を継承後、最後はフランス&フランス社へと改名していますが、現在では事業を閉鎖しています。最盛期にはPeter Hvidt & Orla Molgaard Nielsen、Finn Juhl、Grete Jalk、Ole Wanscherなど著名デザイナーが作品を発表しており、ヴィンテージ家具市場ではとても有名なブランドです。
-
フランスベッド FranceBeD
日本に洋風の生活様式が根づいていなかった昭和20年代。フランスベッドの創業者、池田實は当時はまだ珍しかったベッドづくりに着手しました。最初に発売したのは、「昼はソファ、夜はベッド」で知られる分割式ソファベッドです。日本の狭い住宅事情に合わせて改良されたベッドは大評判となり、本格的にベッドづくりに取り組む契機となります。その後、池田はヨーロッパやアメリカに定期的に出かけ、欧米のベッドづくりを猛勉強し、体型と生活環境の違い、日本人と欧米人の骨格の違いから日本人に合ったベッドづくりをしてきました。その後、日本で初めて療養ベッドのレンタル事業を開始し、また安全な住環境を整えるバリアフリー化として住宅改修にも取り組んでいます。
-
フリスト Fristho Franeker
1920年、オランダのハイズムで生産を開始した著名な家具メーカー。1921年に設立した「Friesche Stoel-en Houtwarenfabriek」を略しフリストと呼ばれる。国内向けの木製椅子の製造に始まり、1950年代頃から世界中で活躍する著名なデザイナーと協力。新しいスタイルを取り入れたフリスト社の家具は、今もなお世界中で愛され高い評価を受けています。
-
フリッツ・ハラー Fritz Haller
スイスの建築家ブルーノ・ハラーの息子としてスイス・ゾロトゥルンに生まれたフリッツ・ハラー。1963年、USMの3代目経営者ポール・シェアラーと、画期的なモジュラーファニチャーシステム「USMハラー・システム」を共同開発。大きな成功を収めたハラーは、その後、南カリフォルニア大学やカールスルーエ大学教授や、産業建設研究所長に就任するなど活躍の幅を広げながら、自らのスタジオで精力的にデザイン活動を継続していった。1992年にはドルトムント大学の工学部の名誉博士号を取得。2001年にニューヨーク現代美術館の永久コレクションに加えられ歴史に名を刻んだ。不朽の名作を産んだデザイナー、それがフリッツ・ハラーである。