
愛着のある椅子を、もっと好きになる。椅子の張り替えは、ただ生地を新しくするだけではありません。これまで以上に心地よく、長く愛せる椅子へと生まれ変わるチャンスです。
camoriではサステナブルな生地への張り替えも可能です。
リサイクルウールが生み出す、深い色合い
OLTASはアパレルメーカーやセレクトショップに素材を供給するテキスタイルメーカー(生地メーカー)です。
OLTAS Upholsteryの「FLIK」シリーズは、環境に配慮したリサイクルウールを使用した平織りファブリックです。

- 鮮やかながら家具と調和する落ち着いた色合い。
リサイクルウールとは、紡績工場から出た不揃いの原料や、裁断工場のウールコート生地の端材、織り工場の余り糸などを回収し、色ごとに選別。一度繊維状に戻してから再び紡績する、日本の伝統的な紡績技術です。
「リサイクル」と聞くと品質を心配される方もいるかもしれません。しかし、このFLIKシリーズは多彩な色と心地よい手触りを持ちながら、マーチンデール90,000という高い耐久性を誇ります。公共施設での使用にも十分耐える強度があるため、ご自宅の椅子なら長く安心してお使いいただけます。

- ウール特有のチクチク感も気になりません。
さらに、OLTAS Upholsteryのファブリックは、生産時・廃棄時に発がん性のあるアクリル原料を一切使用していません。チェアは毎日触れる家具だからこそ、素材の安全性は重要なポイントです。
日本に残る 歴史ある織機
OLTAS Upholsteryの生地が特別なのは、素材だけではありません。愛知県一宮市を中心とする尾州産地で、今や希少な「ションヘル織機(SCHÖNHERR LOOM)」を使って織られています。
ションヘル織機とは、1950年頃に日本で普及した、シャトル(杼)を使って糸を往復させる旧式のシャトル織機です。ドイツの「Schönherr(ションヘル)」社製の織機をもとに製造されたもので、ゆっくりと丁寧に織ることで柔らかく風合いのある生地を生み出すのが特徴です。戦後日本で改良され、現在は生産されていない貴重な織機です。

- ヴィンテージによく馴染む風合い。
この織機で1日わずか20メートルというゆっくりとしたスピードで織ることで、現代の織機では出せない風合いが生まれます。
木曽川の伏流水で丁寧に仕上げる整理加工
織り上がった後は人の目で傷や不純物をチェックし、整理加工(FINISHING)を手間ひまかけて行っています。

- とても丁寧に作られています。
木曽川の伏流水を使い、環境負荷の少ない自然由来の石鹸を最小限使用して洗浄。付着した機械油を落とした後、乾燥を経て、最後はたっぷりのスチームを上下から当てて生地をリラックス状態にします。
この整理加工により生地はソフトになり、シャトル織機特有のストレッチ感が生まれます。

- カラーバリエーションも豊富です。
愛着のある椅子の張り替え。それは修理を超えた、新たな価値を生み出す行為です。
camoriでは今回ご紹介したFLIKシリーズと、上質なニュージーランド産のノンミュールジングウールとコットンを使用したNORDシリーズのサンプルをご用意しています。ぜひ倉庫でお手に取ってご覧ください。
ご購入時にチェアの張り替えも可能ですので、ご希望の方はこちらよりお問い合わせください。
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