
ヴィンテージ家具でよく見かける「ラッカー仕上げ」。
今回は、その特徴や歴史、ウレタン仕上げとの違いについて解説します。
ラッカー仕上げとは
ラッカー仕上げとは、家具を塗装したあと、色抜けや劣化を防ぐために塗る上塗り材のことです。イメージとしては、紙粘土に塗るニスに近いものと考えていただくと分かりやすいかもしれません。
- ラッカーを塗布している様子。
ラッカーの歴史
ラッカーは1920年代に登場し、1930年代以降、家具の仕上げとして広く使われるようになりました。camoriが扱う1950〜70年代の家具も、その多くがラッカー仕上げです。
- 倉庫にはラッカー仕上げの家具が多く並びます。
ラッカー仕上げとウレタン仕上げの違い
現代の家具はウレタン仕上げが一般的ですが、ラッカーとは異なる特徴があります。ウレタンは樹脂を厚く塗り重ねてつくる塗膜で、丈夫さや扱いやすさに優れた仕上げ方法です。
ラッカーなら、木の表情が感じられる
ラッカーは塗膜が薄く仕上がるため、木の凹凸が指先に伝わりやすく、木のぬくもりを感じやすいという特性があります。一方でウレタンは塗膜が厚く、つるつるとした表面になるため、木目の凹凸を感じづらくなります。
- ラッカー仕上げは木の凹凸を指先で感じられます。
気をつけたい点
注意したいのが耐水性です。ラッカーはウレタンに比べて耐水性に劣るとされており、ヴィンテージ家具を扱ううえで大きな注意点のひとつ。水濡れには十分な注意が必要です。

- 水濡れによる劣化の一例。
再塗装の工程や日々のお手入れ方法については、それぞれ別の記事でご紹介しています。
傷んでも、直しながら長く使う 家具の再塗装について
天板の色あせやキズが気になったら、再塗装でラッカーの美しさを取り戻すことができます。工程や仕上がりの違いについて、詳しくはこちらの記事でご紹介しています。
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メンテナンスノート ― 気をつけたい3つのポイント
水分・熱・溶剤への注意など、ラッカー仕上げの家具を長く美しく保つためのポイントをまとめました。日々のお手入れの参考にしてみてください。
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